私を離さないで

ども、ほいみんです。

ノーベル賞作家、カズオイシグロの「私を離さないで」。わたしの好きな小説のひとつです。

静かで淡々とした筆致ながらも、主人公たちに課せられた運命の重さには震えてしまう、切ない物語。

私は小説→映画→ドラマの順で見たんだけど、映画は小説読んだ直後に見たからか、そこまではまらなかった。でも、それから少したって見たドラマは、すごくはまったんだよね。

それはタイミングとかのせいもあると思うんだけど、やっぱ日本人が演じてるってことで感情移入がしやすかったのかも。

このドラマは綾瀬はるかちゃんが主演で、水川あさみちゃんと三浦春馬君との三角関係を軸に展開していくお話。3人(というか、3人の育った学園生全員)には生まれたときから決まった運命があって、そこからなんとか逃れたいと道を模索している。ようやく見つけたその「道」には「本当の愛」が不可欠で、言葉面では随分と陳腐だけど、そこに活路を見いだす3人のピュアで切実な想いが、胸に迫ってたまらなくなる。

春馬くんの出演作とか振り返ってみて、このドラマ大好きだったなあって思い出しました。

鬱な気分のときは勧めないけど、まだ見てない人は見てほしいな。